所在地:東京都豊島区雑司ヶ谷1-25-5(電話03-3985-4081)
建築年:1907年(明治40年)
設計者:J・M・マッケーレブ
構造:木造2階建
概要:
明治40年にアメリカ人宣教師のマッケーレブが自らの居宅として建てたもので、豊島区内に現存する最古の近代洋風建築です。東京都内でも数少ない明治期の宣教師館として大変貴重なものです。豊島区の指定文化財であり、平成11年3月3日には東京都の指定有形文化財(建造物)に指定されました。
マッケーレブは1861年、南北戦争勃発の年に、テネシー州ナッシュビルで生まれました。レキシントンのカレッジ・オブ・バイブルに入学して世界伝導の刺激を受け、1892年に来日し、雑司ヶ谷を基地として宣教と奉仕活動に取り組みました。1941年にマッケーレブが離日したあと、宣教師館は個人所有となっていましたが、1982年に売却された折、住民の保存運動により豊島区が購入し、現在に至っています。
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建築面積113.03u。屋根は寄棟造りで一部切妻、構造は和小屋です。外壁はペンキ塗り、下見板張り。19世紀末のアメリカ郊外住宅に見られるシングル様式で、玄関ポーチの方杖などにカーペンターゴシック様式が見られます。
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すぐ近くに都電荒川線の雑司ヶ谷駅があります。ちんちん電車に乗ってのんびり見学に行くのも味わいがあります。
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雑司ヶ谷の路地裏から見上げるサンシャイン60。
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