『池袋北口職人大学』
「本物の家づくりをしたい…」 東京建築カレッジには、そんな思いの若者たちが入学してきます。時代が機能性や経済性を重視するあまり、わが国独自の家づくりの伝統や、匠の技が見落とされてきたのではないでしょうか。しかし、ここにはその技をしっかりと受け継ごうとする若者たちがいます。
若者の職業観や人生観が大きく様変わりしたなかで、カレッジに通う若者たちは「仕事」や「やりがい」といった人生のテーマに、正面からぶつかり、挑戦していきます。
真の豊かさが問われる今、木の良さを活かした住まいが改めて脚光を浴びています。本書は、本物の家づくりを志した若者たちの、ひたむきなまでの人間像と、7年間にわたる学び舎での熱きドキュメントです。
編者 東京建築カレッジ「池袋北口職人大学」編集委員会
発行 東京土建技術研修センター
制作・発売 株式会社彰国社
定価 1500円+税
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『木造建築の木取りと墨付け』
プレカットの現場が増え続ける中で、「このままではプレカットしか知らない大工さんだけになってしまうのではないか」という危惧があります。これは、単に加工を手作業でやるか機械に頼るかということではなく、構法と密接なかかわりがあります。日本の伝統的な木造建築構法を持続させてゆくためには、それを支える技能を継承してゆくことが必要です。 この本は、四国・徳島の棟梁からの取材メモをもとに、「盗んで覚えろ」といわれた伝統的な大工技能を「記述する」という、実に困難な作業に取り組んだ労作です。言葉だけでは言い表しにくい内容を、全ページに付された図解を駆使して、わかりやすく伝えています。そして、加工作業を説明するにとどまらず、そこに至るまでの木を読む力、木を生かす技能、いわば「大工の知恵」を明らかにした貴重な記録となっています。
監修 藤澤好一
著者 田處博昭
発行 株式会社井上書院
定価 3000円+税
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『組み上げる』(木取り・墨付け編)
京都議定書に象徴されるように、現代の環境問題を考えるのにCO2排出削減を避けて通ることはできません。『木造建築の木取りと墨付け』の著者・監修者が、木・土・竹・紙などの自然素材を「地産地消」する伝統的木造建築のCO2排出量の少なさに着目しながら、木取りと墨付けを中心にわかりやすく記述しています。「組み上げる」手順を追うという点では、プレカット現場でも参考になります。気軽に現場へ持ち運べる手帳サイズの「住宅現場携帯ブック」(縦18センチ×横10センチ程度)です。
編者 藤澤好一・田處博昭
発行 株式会社井上書院
定価 1840円+税
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東京土建技術研修センターブックレットbRの刊行によせて
建築カレッジが設立10周年を迎えました。この記念事業の一つとしてブックレットを発行することにしました。この学校をなぜ建ち上げなければならないか、労働組合としてやる意義はなにか。当時の本部委員長の矢部正さん(職業訓練法人東京土建技術研修センター初代理事長)のカレッジ一期生におこなった特別講演「東京土建と東京建築カレッジ」を通じて、もう一度、学校設立の原点に立ち返って考えてもらおうとまとめたものです。今後のカレッジ事業だけでなく、組合の技術対策活動をすすめていく上で、おおいに参考になるものと考えます。
リフォーム詐欺事件やアスベスト問題、はては、耐震擬装事件と、信じられない様な世相の中で、建築の技術や技能をキチンと継承し、また、先進的なものを学んで、施主の皆さんに、安心・安全・健康な建物を造る事ができる者が「ここに居る!」。そのことを大いに知らせていかなければならないと思っています。
このブックレットがその一つの発信となり、大勢のみなさんの指針と自信の糧になればと思います。
東京土建技術研修センター理事長 木暮 龍彦
2006年2月
編者 東京土建技術研修センター
発行 東京土建技術研修センター
定価 500円+税
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ブックレット紹介「日本におけるデュアルシステムの先駆」
研修センターではこのたびブックレットNO.4を公刊しました。ながく東京建築高等職業訓練校の事務局長をされてきた今村旬之介さんの講演(2004年8月、研修センター事務局研修会)からまとめたものです。同校は、東京の地にあって50年を越える歴史を持ちます。1400人を越える建築大工職を養成してきました。その苦労、その秘密はが何にか。今村さんの痛切な経験を通し迫ります。今日、企業が若い人を育てることを放棄している一方で、企業と学校との協同した力で若い人を育てる仕組み(処遇の改善を含め)の重要性が強調されます。ドイツの経験が有名ですが、今村さんの学校の取り組みは日本での先駆的なものです。事業所と学校の関係を深く考えさせてくれます。
編者 東京土建技術研修センター
発行 東京土建技術研修センター
定価 500円+税
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写真集編集にあたって
東京都八王子市の旧醫王寺(いおうじ)本堂は明治初年の建築で、近年雨もりなどで老朽化が進み、本堂改築は檀徒一同の強い念願でした。平成10年頃よりその機が熟し、平成13年6月に再建に向けて着手し、多くの職人たちの協力で平成15年5月に完成しました。
この写真集は、工事着手から完成までの記録写真を東京土建技術研修センターが取りまとめたものです。この写真集ができるきっかけは、大工棟梁を勤めた小原英治氏が、当センターの運営する東京建築カレッジの実習指導員であるというご縁からでした。
写真集に当たっては、小原氏、株ヤ匠設計、鞄c中建設の撮影された写真の中から二百数十枚を選び、工程順に組み合わせました。写真説明は、全面的に小原氏の指導を仰ぎました。
施主・施工関係の方々にとって、資料価値のあるものとなっていれば幸いです。
編者 東京土建技術研修センター
発行 東京土建技術研修センター
定価 4000円+税 売り切れ
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