2008年8月18日
東京建築カレッジ 第11回公開講座開催
朝からうだるような暑さだった8月3日、東京建築カレッジ第11回公開講座がけんせつプラザ東京で220人の参加で開催されました。
今回の講師は、「現代の名工」「建設マスター」「ものづくり大賞」等の表彰をうけている和田三郎さん。「いま、問われるものづくり」と題した講演でした。
和田さんは講演の前段で、「私はただの大工」と話されていましたが、技能グランプリに3年連続で2位、四度目の挑戦で優勝。息子さんの技能五輪国際大会(第33回フランス大会)での苦労話などでは「ただの大工」ではないことが良く分かりました。
和田さんの話した国が技術者を育てるためのお金を出さないことは職業訓練校の共通の悩みで、国際大会に出るには三千万円位の費用がかかるので個人に大きな負担がかかることになります。こんな国は日本だけです。
今回の公開講座に併せてけんせつプラザ東京の1階ホールで東京建築カレッジ生の卒業制作・作品と和田さんの作品を展示しました。外からもよく見え、立ち止まって見てゆく人が多かったのが印象的でした。